母乳足りてる?体重計で測ることがますます不安になる理由
母乳ってメモリがついてるわけではないので
「さて?どれくらい飲んだのかしら」と
不安になりますよね。
授乳前と授乳後の体重を測り、
足りない分をミルクにしているという方はいますか?
例えばミルクでいえば100ml飲んでほしいとすると、
母乳で50gだったとしたら50mlのミルクを作る。
でも母乳って量だけでは測れないんでよね。
母乳も出始めと後の方での濃度の違いもありますし。
体重計は何を目安に?
私も体重計を借りていたので、
産後1ヶ月くらいはそんな状態でした。
何しろ哺乳瓶の消毒やら、ミルクをつくるやら、授乳やらで一日終わります。
そして「私、出てない」というストレスでますます母乳の出が悪い
母乳の出や赤ちゃんの体重を気にするのであれば
週に1回、一日1回という単位で大丈夫。
助産師さんいわく必ず測らなくてもOK。
体重がそんなに気にならない、
気にしなくていい場合は1ヶ月健診で測るので
あえて測らなくても。
体重計以外で足りているかの目安は
赤ちゃんのおしっことウンチの量が少なくないか
- ご機嫌が悪い時が多くないか
- 寝てばかりいないか
- 顔色は悪くないか
そんなところを確認して判断をしましょう。
ストレスや肩こりが母乳育児の妨げに
ママの血液から母乳が作られる、ということは
ママの血行が良くなると母乳もスムーズに出やすいというのは想像できるかと思います。
肩や胸周りがカチガチだったら?
その逆ですよね。詰まってしまうかもしれないし、作られる量自体少なくなるかもしれない。
そして最大の敵、ストレスです。
母乳を作るホルモン「プロラクチン」出すホルモン「オキシトシン」
ストレスがかかるとうまく出てくれません。
ノースウエスタン大学 元教授 ナイルス・ニュートン博士の実験で
授乳中にお母さんにストレスを与える(実験では数学の難しい問題を解かせる)と
オキシトシンによる射乳反射
(赤ちゃんが吸う、赤ちゃんを思うこと等でオキシトシンが出て母乳が出る)
がおこりにくくなる ということがわかりました。
何か危険が迫っている時に「授乳どころではないよ!」という体のしくみなんだそうです。
ママの心と体のリラックス、栄養バランスの整った食事、大切です!
※参考文献「だれでもできる 母乳育児」ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル