子どもの「覚えていないようで心に刻まれていること」潜在意識の不思議
子どもの時の記憶っていつからありますか?
私は4歳か5歳くらい、保育園に入るかどうかって頃の
記憶があります。
「うわ、毎日行くの?
めんどくさい~」って記憶が(汗)
中にはお腹の中にいるときの「体内記憶」や
生まれるその前の記憶がある方もいるらしい…
特に小さいうちは記憶を持っている子どもたちが多いけれど、
成長とともに忘れてしまうらしいですね。
忘れていても、小さいころ、赤ちゃんの頃に
経験したこと、感じたことは
かなり大切で、
その後の考え方、性格、行動にも影響するようです。
撫でられるのに耐える 子どもに吠える 犬
先日、保護犬のイベントに行ってきました。
実家の母が絶賛ペットロスでして…。
もし、保護犬で出会いがあれば。
そんなところもあり初めてのイベントに参加しました。
犬好きな我が家は
触りたい!撫でたい!遊びたい!
しかし、保護犬の子たちは様々で、
「遊んで!」という元気な子もいるのですが、
保護される前の辛い記憶、
人間を信用できないという経験をした子は
どうしても人との対応が怖いと感じてしまうのですね。
「おとなしい子だな」と思ったら、
しっぽを内側に巻いて、
一生懸命頑張って撫でられていました。
切ないですね。
また、別の場所で出会った看板犬。
おやつの焼き芋は手から食べてくれるけど、
ちょっとクールな子。
犬が大好きな息子。
だいたい「遊んでよ~」と犬の方から来てくれることが多いのですが、
思い切り吠えられてしまいました。
飼い主さん曰く、
小さいころに子どもに「ぎゅー」っと抱きしめられてから、
子ども嫌いになっちゃったんだとか。
きっとかわいいからついつい…だったのだとは思いますけどね。
痛かったかな?
びっくりしたかな?
怖かったのかな?
そういった思いが今の行動に現れるということですよね。
犬たちの交流でおしえてもらいました。
もちろん、楽しいこと嬉しいこと大好きな人。
同じように経験した幸せなことが
性格や行動に出てくるのもわかりますよね。
たくさん甘えたこと、覚えていなくても心の中にあるんだよ
心理療法家の網谷 由香里 先生(佐倉心理総合研究所理事長 臨床心理士)
の講演をお聞きする機会がありました。
子どもの頃の記憶、覚えていなくても
潜在意識の中にきちんと残っていて、
子どもの問題における大きなカギになっているということ。
赤ちゃんであるころのあたたかい記憶。
大切だという事を学びました。
先生の著書
「子どものこころが傷つくとき 心理療法の現場から」
(第三文明者)より
すべての子どもは、特別な存在であるはずです。
~中略~
赤ちゃんはどんなに大きな声で泣きわめいても、
周囲の顔色をうかがったり、
「周囲の人に迷惑をかけている」などと罪悪感を
持つことはありません。赤ちゃんは大人に甘えてよい、
唯一絶対の存在だからです。
赤ちゃんは甘えていい。
というか甘えないといけないですよね。
同じようにママも頑張りすぎないで!
赤ちゃんがしっかり甘えるのを受け止めるママ。
ママ自身も周りの人に甘えることで、
「余裕」ができます。
大切な時期。
親子で優しい思い出をいっぱい作りましょう!