子どもは子どもである義務がある!いい子でなくて全然OK
子どもは子どもでなくてはいけません。
子どもの定義にもいろいろありますが、
「周りを気にするより自分の欲求を大切にする」
「自分は守られているという絶対的な安心感がある」
という状態であるとここでは定義します。
自分の思う事、感じることを
安心して表現できない。
親からの保護や愛情が
無条件に受けられないという状態。
「虐待」を受けている子どもは、
子どもらしい気持ちや生活を送れません。
決して虐待でもなく、
普通に育っているようで…。
その子のためにと思いながら
子どもとして過ごせないようにしてしまったとしたら
どうでしょうか?
子どもの発達段階
発達心理学者 エリクソンは
成長段階の危機を乗り越えることで
次の段階の課題に挑戦することができ、
成長、発達していくと言っています。
生まれたばかりの赤ちゃんは
お世話をしてくれる人(母親)
との信頼感の形成が課題です。
そして安心して育ち、
親が絶対的存在であると信じて生きていくのですが、
思春期になると
「自我」と親や社会、理想との
差が出てくるので悩み、反抗する。
その過程で
「自分とは何か」ということに向き合い、
「自我統一性」を達成します。
これらの段階を踏むことで、
自分の生き方や、
育てること(仕事も、子どもも)
に挑戦していくのです。
「子どものために!」という愛情?
子どもが将来困らないため、
親が手出しをしない。
または
子どもが幼稚園や学校生活でうまくいくように、
できるだけサポートする。
その家庭の考え方はそれぞれ。
良い悪いはないと思います。
その子どものためという育児方針やしつけが
- 子どもを都合よく管理するため
- 自分の対面、体裁のため
- どうせウチの子はできないからと、子どもを信じていない
- 自分と子どもを同一視してしまう、または私物化してしまう
そのようになっていないか注意が必要です。
とはいえ、例えば
- 早く寝て欲しいし、
- そんなことしたら恥ずかしいし、
- いっつもやらかすし、
- 私と似たタイプだから…
と思うことはありますよね。
私も日々反省してます。
「私(親)が絶対に正しいんだから何が何でも言うことを聞きなさい!」
という状態でないこと。
時々「どんな目的で子どもにそうしてほしいのか」
意識することが大切なのでは、と思います。
母も子もカンペキではない
子育てで子どもが育つ、だけではなく、
親も大きく育てられますね。
カンペキでなくていいんです。
お互いを尊重できることが大切。
「ほらー、ママだってうっかりしてるじゃん」
と一緒に笑える方が楽しいと思います。
自分や子どもがカンペキ!…逆に危険かもしれませんね。