子どものギャン泣きで育つ能力シリーズ①「信頼感」
お店や公園、電車の中。
お子さんのギャン泣きで困ったことはありますか?
お願い!泣き止んで~~
この場をなんとかしたい!
そんな気持ちわかります。
で、「ギャン泣きを一発で止める」ってお話ではないことを
先にあやまっておきますね。
このギャン泣きって子どもが成長するきっかけにもなるんですね!
- 信頼感
- 分析力
- 表現力
- 問題解決力
などなど…。
ここはギャン泣きを楽しみつつ(無理?)
落ち着いて対応しましょう。
今回は「信頼感」についてお話したいと思います。
ギャン泣きする⇒わかってほしい
赤ちゃんは「泣くこと」が会話の一つです。
小さなお子さんほど、気持ちを伝える手段として
「泣く」という表現を使います。
例えば、転んで痛くてギャン泣きの場合。
- 痛い
- 血が出た!
- 不安
お子さんの渦巻く心の中をママに受け止めてもらいたいのです。
自分が危機に陥った時にママがそばにいる。
「大丈夫だよ!」と抱きしめてくれる。
わかってもらい、受け止めてもらうことで安心します。
発達段階の第一歩「信頼」
心理学者のエリクソンによる人生の発達段階は8つにわかれます。
1歳になるまでの乳児期には「不信」という人生の危機に対し、
「信頼」を形成することが発達の課題です。
母と一体だった胎児時代から一変。
生まれてくると自分と外の世界は別になります。
栄養も母の胎盤から自動的に送られてきた。
羊水の中で守られてきた環境。
お腹がすいた、不快だ、不安だ、を
でも母が助けてくれる、そばにいてくれる。
そういった「信頼」を保護者と結ぶことが第一のステップになります。
共感が信頼を生む
「困った」を解決してくれること。
そのことで母を頼ることができる。
また、必ずしもすぐには解消できない「困った」もあります。
- 公園でまだまだ遊びたい
- 友達のおもちゃが欲しい
- スーパーでおかしをもっと買って欲しい
- お水じゃなくてジュースが飲みたい
- 寝る前の変な感じが止まらない(寝ぐずり)
解決してあげられなくても、
「怖かったね」「欲しかったね」「遊びたかったね」
自分と同じように感じてくれることがわかると
子どもは安心し、信頼をすることができます。
一番初めに接する外の世界の人=保護者、母、父。
信頼をすることができると、
これから広がる社会にも信頼をすることができる。
勇気を持って進むことができます。
ギャン泣きは信頼感や社会に出る勇気を育てるチャンス!
「〇〇だったね!」と抱きしめてあげて下さいね。
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