お世話やお着替え イヤイヤはどうして? 敏感な我が子が感じていること
お子さんのお着替え、オムツ替え、その他のお世話。
「大泣き、絶叫、イヤイヤ」で
困ってしまうことありませんか?
私個人的に、
子ども鼻水、食べた後の顔や口をふく→逃げる→つかまる→絶叫
「もー、嫌ならそのきたないお顔でずっといなさい」
のやりとりを見るのが、かわいく、ほほえましく大好きです。
もちろん、自分が渦中にいるときには
息子に対して「勘弁してよー」と疲れた顔をしてましたけどね。
やっぱりママとしては嫌がらずに、スムーズにできるといいですよね。
お世話、お着替えの「イヤイヤ、絶叫」はどうして?
生後半年くらいまで、されるがままだった赤ちゃん。
だんだんおむつ替えが大変になるのは
「動きたい」「遊びたい」
そんな気持ちが芽生えてきた成長の証でもあります。
1歳半を過ぎるころ
「自分でやりたい」
「今はそんな気分じゃない」も出てくるし
2歳前後では
「とにかく嫌!嫌」
いわゆる”イヤイヤ期に入ります。
成長における「嫌」もあれば
本当に触られるのが嫌!
という子ども側の感覚の問題もあります。
子どもの皮膚感覚
子どもの皮膚は敏感
大人になると様々な認識ツールを持ちますよね。
言葉や文字、相手の表情。
目、耳、臭い、触感。
赤ちゃんは多くのツールを持っていないかわりに、
口の中や皮膚全体がセンサーのように
敏感になっています。
つまり、少しの刺激も大きく感じる、
ちょっとしたことが痛かったり、不快に感じるこがあります。
肌着のタグや縫い目も、
体に直接触れないようになっていますよね。
また、皮膚自体薄いので、
刺激を受けやすいです。
「触覚防衛反応」って何?
人間が自然とともに生きていた昔。
自分で食料を探し、様々な敵から身を守って生きていた時代。
触覚は命を守るセンサーでした。
命の危機を回避するため
警戒、逃走、防衛、逃走等の行動がすぐ
とれるようにする本能が人にはあります。
このような原始系の働きがあります。
また、知的な情報処理をする
識別系の働きもあります。
例えば触ってそれが何かを認識する行動などですね。
生後3ケ月頃から識別系の使い方を学んでいき、
原始系の働きにバランスよくブレーキがかけられるようになります。
この「認識系」と「原始系」がうまく働かないのが
「触覚防衛反応」です。
イヤイヤ期とは関係ないようだけと
ものすごく嫌がる。
ちょっと触れただけなのに、
すごく敏感なような気がする…
触られるの危険という本能→お世話されるの嫌!
とつながる場合もあります。
優しいタッチと「こどもがどう感じている?」を意識する
子どものお世話イヤイヤ!には
その子それぞれの理由があります。
子どもの感覚は敏感なので、
優しいタッチを心がけること。
また、「何をされるかわからない!」というのは
不安なんですね。
声かけや余裕をもって対応することで
安心感を持てます。
みーんなママのなでなでや優しいタッチは大好きです。
※今回皮膚の感覚や働きについては
「育てにくい子にはわけがある」
木村 順 著
大月書店
を参考にさせていただきました。