我が子は「吐きやすい」タイプ 対策はあるの?

寝ている子

うちの子、具合が悪くなると必ず吐くのです。またイベントの後や、疲れた時など・・・何か対策はないでしょうか?

ははとこ治療院では「吐きやすい子」のご相談を受けることがあります。

子どもの胃腸症状、嘔吐はさまざまな原因があります。
嘔吐の最中には脱水が心配です。
まずは病院へ。

また、続く吐き気や頻繁な嘔吐は
何か原因があり、ですので
コチラも病院へ。

今回のブログでは、日々の生活でどんなことに気をつけたらよいか?
鍼灸師目線、母親目線の記事を書きました。

ですので「まずは病院へ」をわすれないでくださいね。

 

緊張・イベントで…子どもは自律神経が不安定

新学期、お遊戯会・・・イベントや新しい出来事。

表情カタイなぁ。。。と思っていたら吐いてしまった。
また、頑張った日の夜具合が悪くなった、など。

「何か流行ってる?」と病院に聞かれてたけれど、
自分の子だけが具合が悪い様子。

緊張や頑張りに体がついていかないと、
自律神経のバランスがくずれ、
消化器官がうまく働かなくなってしまうことがあります。

あ~。頑張り屋さんですね。
その頑張りを讃えたい☆

鍵盤ハーモニカを吹く子

お子さんにもよりますが・・・
「こんどの〇〇役、ママ楽しみにしてるから頑張って!」
「もうちょっとがんばらないと年長さんらしくないぞ!」
などの、声掛けがプレッシャーになっている場合も。
お子さん本人も無意識のうちに、ですけどね。

イベント、頑張り型の吐いちゃうパターンが何回か続くお子さんは
イベント前後はあまり「期待しているよ!」の様子は見せず、
見守ってみる。

また、練習や新学期は少し体も気持ちも
休ませるように心がけてみて下さい。

成長するにつれて、プレッシャーを力に
することができるようになりますよね。

疲れた時、風邪をひいたとき・・・エネルギー切れ

東洋医学的にいうと子どもは「陽の気」のかたまり、とよく言われます。
陽の気は発散する作用があるのでじっとしていられない。
「静かにしてて!」なんて無理な話です(笑)

子どものエネルギー代謝には「糖」を使っています。
糖の代謝はスピードのある動きをするけれど、
呼吸する間もなく、疲れやすい。
マラソンなどの長距離をゆっくり走る、というのではなく
短距離を力いっぱい走る、イメージしてもらえるとわかりやすいですね。

ですので、子どもは元気だけど疲れやすい。
「休憩」
「食事」
がとても大切になってきます。

特に、やせ型のお子さんは食事からの糖がなくなると、
自分に体に蓄えられた糖を使い切ってしまい、
糖代謝ができなくなってきます。

代謝が変わってしまうと
「ケトン体」というのが体に増えてしまうことで
吐き気の原因になることも。

まずは食生活、早寝早起きの生活習慣を整えること。

つぎに「疲れた」「調子悪い」サインを見逃さないこと

いつでもエネルギー補給できるように「ブドウ糖」「あめ」などを持ち歩くこと。

少し気をつけてみて下さいね。

体が成長して、筋肉もついてくると
代謝のバランスがくずれることも少なくなってきますよ。

鍼灸・小児はりでは?

お子さんはパッと見た感じに
とても疲れていたりとか
緊張しているといったことがわかりにくいことがあります。

小児はりの時にお肌を触っていくと
首まわりが硬くなっていたり、
おなかにガスがたまっていて動きが悪そうだといったことが
わかります。

お子さんのリラックスや体、こころのバランスをとる
お手伝いができます。

はじめにも書きましたが
吐き気、嘔吐に困ったらまずは病院へ。
嘔吐が続く時には脱水の予防が最優先です。

毎日の生活の中で元気に活動できるような
お手伝いが小児はりでできるといいな!と思います。