「触れる・抱っこする 」の 効果

抱っこで笑顔

9月13日(日)東京スキンタッチ会主催 山口創先生のオンライン講演会
「からだの無意識の治癒力」に参加しました。

「身体心理学」というとちょっと難しそう(実際難しい)のですが、
山口先生がお話されるととってもわかりやすく
お話がスッと頭に入ってきます。

とても人気の講演会で締め切り前に満員御礼でした!

鍼灸師として学ぶ一方、子育てにも関係する学びが多かったので
一部ご紹介をさせていただきたいな、と思います。

触れることとオキシトシン

お子さんをなでなでしたり、好きな人と手をつないたりハグしたり…

そうすると幸せな気持ちだったり、安心感だったりが大きくなりますよね。

その時に出ているのがオキシトシンです。

抱っこ

オキシトシンは
出産や母乳が出すのに関連するホルモンです。

とはいえ、男性にも分泌されるホルモンです。

「絆ホルモン」とも呼ばれるオキシトシン。
愛情や信頼感を高めます。

触れる方と触れられる方

自分が好きな人や信頼している人に
「大丈夫」と肩をたたかれたり、
久しぶりの出会いでハグしたり。

そうすると、本当にホッとしたり
あー、この人大好き!という気持ちになります。

きっとそんな経験を思い出すことができると思います。

「触れる方」

友人を心配して肩をたたいたい側。
お子さんをなでなてしたお母さん側。

こちらにも同じようにオキシトシンが分泌されます。

そして私のような施術する人「マッサージ師」
実験では、マッサージされる側よりも
マッサージする側の方がオキシトシンの分泌量が多いそうです!

鍼灸師 女性

触れられるのが苦手な子もいる

「たくさん抱っこしましょう」
「スキンシップをとりましょう」

そうしたいのにそうできない。

抱っこや触れられるのが苦手な子も実はいます。

特に自閉症などのお子さんは
感覚が過敏になっていて、
触れられることに不快感を感じることも。

相手が嫌なのではなく、刺激が嫌。

そういった場合に無理に触れようとすると
逆に親子ともにオキシトシンの分泌が下がってしまうそうです。

ですので、無理は禁物。
どの刺激が一番不快感を感じないのか。
どんなことがその子の安心や幸せ感につながるのか。
ゆっくりとその子それぞれのコミュニケーションを大切にしていきたいですね。

鍼灸師が提案するアプローチ

親子ともに楽しく触れ合う。
「親子スキンタッチ法」という健康法があります。
スプーンや歯ブラシなど家にあるもので、毎日5分以内!

お子さんの自律神経を整える
「小児はり」という施術があります。

また、お母さんが元気で笑顔であること。
それがお子さんにとってもうれしい、安心、幸せなんですよね。

とはいえ、大変な育児。
いつも笑顔でいられないですよね。

お母さんご自身のことを大切に。
休憩!自分の好きなことを少しでも取り入れて
無理せず過ごして下さいね。

ははとこ治療院では親子のケアでサポートできたら、と思っています。

ママ マッサージ

参考文献

『体の無意識の治癒力』山口創 著 さくら舎
※オススメの本です☆