「触れる・抱っこする 」の 効果
![抱っこで笑顔](https://hahatoco-hari.com/wp-content/uploads/2020/09/50973-1024x723.jpg)
9月13日(日)東京スキンタッチ会主催 山口創先生のオンライン講演会
「からだの無意識の治癒力」に参加しました。
「身体心理学」というとちょっと難しそう(実際難しい)のですが、
山口先生がお話されるととってもわかりやすく
お話がスッと頭に入ってきます。
とても人気の講演会で締め切り前に満員御礼でした!
鍼灸師として学ぶ一方、子育てにも関係する学びが多かったので
一部ご紹介をさせていただきたいな、と思います。
触れることとオキシトシン
お子さんをなでなでしたり、好きな人と手をつないたりハグしたり…
そうすると幸せな気持ちだったり、安心感だったりが大きくなりますよね。
その時に出ているのがオキシトシンです。
![抱っこ](https://hahatoco-hari.com/wp-content/uploads/2018/11/dakko_mama_girl.png)
オキシトシンは
出産や母乳が出すのに関連するホルモンです。
とはいえ、男性にも分泌されるホルモンです。
「絆ホルモン」とも呼ばれるオキシトシン。
愛情や信頼感を高めます。
触れる方と触れられる方
自分が好きな人や信頼している人に
「大丈夫」と肩をたたかれたり、
久しぶりの出会いでハグしたり。
そうすると、本当にホッとしたり
あー、この人大好き!という気持ちになります。
きっとそんな経験を思い出すことができると思います。
「触れる方」
友人を心配して肩をたたいたい側。
お子さんをなでなてしたお母さん側。
こちらにも同じようにオキシトシンが分泌されます。
そして私のような施術する人「マッサージ師」
実験では、マッサージされる側よりも
マッサージする側の方がオキシトシンの分泌量が多いそうです!
![鍼灸師 女性](https://hahatoco-hari.com/wp-content/uploads/2017/07/medical_harikyu_woman.png)
触れられるのが苦手な子もいる
「たくさん抱っこしましょう」
「スキンシップをとりましょう」
そうしたいのにそうできない。
抱っこや触れられるのが苦手な子も実はいます。
特に自閉症などのお子さんは
感覚が過敏になっていて、
触れられることに不快感を感じることも。
相手が嫌なのではなく、刺激が嫌。
そういった場合に無理に触れようとすると
逆に親子ともにオキシトシンの分泌が下がってしまうそうです。
ですので、無理は禁物。
どの刺激が一番不快感を感じないのか。
どんなことがその子の安心や幸せ感につながるのか。
ゆっくりとその子それぞれのコミュニケーションを大切にしていきたいですね。
鍼灸師が提案するアプローチ
親子ともに楽しく触れ合う。
「親子スキンタッチ法」という健康法があります。
スプーンや歯ブラシなど家にあるもので、毎日5分以内!
お子さんの自律神経を整える
「小児はり」という施術があります。
また、お母さんが元気で笑顔であること。
それがお子さんにとってもうれしい、安心、幸せなんですよね。
とはいえ、大変な育児。
いつも笑顔でいられないですよね。
お母さんご自身のことを大切に。
休憩!自分の好きなことを少しでも取り入れて
無理せず過ごして下さいね。
ははとこ治療院では親子のケアでサポートできたら、と思っています。
![ママ マッサージ](https://hahatoco-hari.com/wp-content/uploads/2017/07/67e4419dcb2a34ab61953856e676d475.jpg)
参考文献
『体の無意識の治癒力』山口創 著 さくら舎
※オススメの本です☆